読書習慣を作るために、最初にやること

いぬい紀です。こんにちは。

 

読書の習慣化を目指そう、という話でした。

 

そのためにどうしたらいいのか。
最初の一歩として何をするべきなのか。

 

いぬいは、まず書店に行こう、というアイディアを出したいと思います。

 

図書館ではなく、書店です。
(実は図書館は中級者から上級者向け施設です)

 

ぜひとも、書店に行ってください。
なるべく大きな書店がいいでしょう。

 

紀伊国屋書店ジュンク堂
関西の人は大垣書店
東京にお住まいなら八重洲ブックセンターは特にオススメです。

 

なぜ本屋なのか、それを説明いたします。

 


置いてある本を手に取れば、自然と読みたくなってくる

読書習慣の無い方は、最近書店に入ったことはあるでしょうか?

 

おそらく多くの人は無いと思います。
だからこそ、読書習慣が無いという現状があるのでしょう。

 

例えば漫画しか読まない人も、漫画コーナーにしか近寄らないことでしょう。

 

読書を習慣化するつもりでいるなら、
ぜひとも週に1度くらいは、書店めぐりをしていただきたいです。

 

何かのついでに近くの書店にちょろっと寄って、
店内に出ている本を数冊手にとって眺めてもらうだけで結構です。

 

そのくらい気の抜いたことをしていても、
不思議なことにそのうちいい本に巡り会えます!

 

興味を持ったら、とにかく手に取ってみる。

 

それが、読書習慣を作るための、今すぐできる大切なことです。

 

さて、ではどんな本を手に取ればいいのか?
それはみなさん自身の必要性に応じてもらえればいいはずです。
しかし、まずは興味のあるなしで選びましょう。

 

すなわち、

まず目に入ってくるタイトルの本を手に取り、中をめくってみる

ことですね。

 


タイトルで決める

最近はちょくちょく扇情的なタイトル、
やけに具体的なタイトルの本を見かけます。
本を売るためのひとつの策なのでしょう。

 

特にライトノベルやビジネス書に多いです。
例えばいくつか例を挙げてみましょう。

 

  • 天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある
  • なぜあの人は中学英語で世界のトップを説得できるのか――孫正義のYesと言わせる技術
  • 男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、年下のクラスメイトで声優の女の子に首を絞められている。 (1) ―Time to Play― (上) 
  • とある魔術のヘヴィーな座敷童が簡単な殺人妃の婚活事情


すごいでしょう。
まるで2ちゃんねるスレッドのタイトル(スレタイ)みたいなものもあります。

 

これくらいタイトルが多様であれば、
ひとつくらい面白そうなものが見えてくるはずです。

 


本の中身で決める

タイトルだけではなくて、構造にも相当気を使っているのが見て取れます。

例えばこの本

 

  • お金が貯まるのは、どっち!?


最初にページをめくるとこの本、
優秀な二人の兄弟の話が紹介されます。

 

イラストこそ簡単なものですが、
絵本を意識しているのか、簡単に読めるようになっています。

 

同じように優秀なのに、選択が少しずつ違った二人。
数十年後、その二人の運命は大きく変わる――

 

もし最初からがっつり文字だけで構成していたら、
まるで文字が「黒い四角の塊」に見えて、
きっと手を伸ばしてもすぐに戻してしまうでしょう。

 

特に最近の本は、非常にわかりやすくなっています。
目次も、かなり気を使っています。

 

例えば、こんなの。
全部別の本です。

 

  • 不機嫌な人は心の中に「あせり」がある
  • こんなに働いているのに、どうしてお金が貯まらないのだろう
  • 似ていない地球の「兄弟星」
  • ギラギラの「欲望」は必ず「善きビジョン」に変わる
  • 「何でも話して」はプレッシャー


なかなか興味の湧いてくる目次だと思いませんか。

 


パラ読みでも世界は広がっていく 

繰り返しますが、

 

週に1日、15分だけでもいいから本屋さんでブラブラしていただきたい。
なんとなく気になる本は、手にとってめくってみましょう。

 

それだけで、例えまだ読書の習慣にならなくても、
自分の世界が広がることを感じられると思うのです。

 

そしてその広がっていく感覚が、読書をする上でとても大切なものなのです。

 

まだ、読まなくても結構です。
世の中、面白いことを考えてる人がいるんダナァーくらいに思っておきましょう。

 

何週間目、何ヶ月目に効果が現れる! と期限付きの約束はできませんが、
それでもいずれ必ず読みたくなってくるでしょう。
そのときまで、焦らず待ちましょう。

 


すでに読みたくなった人へ

この時点で幸運にも読書のモチベーションが上がった方へ。

 

少しくらいなら立ち読みさせてもらうこともアリだと思います。
ですが、あんまりのめり込むのも良くない。

 

しかし、お金を使うことはやはりなかなかの冒険です。
もしその本が地元の図書館にもあるのであれば、
本屋に行った足でそのまま図書館に行くことをオススメします。

 

本を買うのは、意外とリスクです。
まずお金が減ります。


そしてそれ以上に怖いのは、
買ったまま読んでいない本は、買った人間に圧をかけてくるということです。

 

特に最初のうちは、何度も読み返したいものだけを買うようにしたほうがいいでしょう。
挫折した本を部屋に置いておくと、精神的にかなりキツいものがあります。

 

だからこそ、1度目は図書館で読んでもらったほうがいいと思うのです。
お金も必要ありませんものね。

 


まとめ

  • 書店に行く習慣をつけよう。
  • 週に1回、15分以上ブラブラすることが目安。
  • これより多いのはなおさらよし、時間が取れない場合は、できる限りで可。
  • 本を買いたくなったら買ってもよいが、最初は図書館に借りに行くほうがオススメ。

 

ありがとうございました。

 

次回は、3月21日(月)更新予定です。

よろしくお願いします。