一生ものの読書習慣をつくる

こんにちは、いぬい紀です。


いよいよ4月になりました!

 

いぬいの住んでいるところでは、昨日が桜満開でした。
桜、ぜひとも見に行ってくださいね。

 


さて、本日から、いよいよ本を読んでいくことについてです。

 

これまでは本の選び方とか、心構えの話でした。
今回から実際に読んでいきます。

 

まず、読書習慣を作る2つの原則をお伝えします。

 

  • 無理をして読まない
  • 毎日読む


驚くほどにシンプルですが、この2つに尽きると思います。

 

 

無理をして読まない、とは?

 

本を手に入れたとき、
多かれ少なかれプレッシャーを感じないでしょうか?

 

この本を全部読まなくてはならない

 

そういうプレッシャーです。

 

本棚に置いてある読みかけの本を見たとき、
気が重くなるのであればそのプレッシャーを感じているのです。

 

本が好きで好きで仕方ない人は、
まだ読んでいないページがあることに喜びを感じるのですから。

 

前回も触れましたが、読書初心者の段階では、読了できなくていいのです。

 

もちろん、読了が苦でないのであれば、どんどんやってください。
必ず自信になります。

 

ですが、そもそも本を読んだことがないのであれば、

 

本を手に取っただけで御の字、
1ページでも読んだのであれば大躍進です。
読了? もはや進化です!

 

くらいの気持ちでいましょう。
事実そうなのですから、大げさなんかじゃありません。

 

そのことを示したくても、
それは実際に体験しないと伝わらないものです、
伝えられないのがすごく残念。

 

時間はかかるものの、いつか必ず体験してもらえたら嬉しいです。

 

 

毎日読む、とは?

 

当たり前のことですが、

 

本を毎日読むつもりでいるなら、本を毎日読まなくてはなりません。

 

しかし、実際そうはいかないのです。

 

いぬいはピアノを習っているのですが、
毎日ピアノの課題曲を練習しようとしてもなかなかそうはいきません。

 

夜まですっかり忘れていてできなくなることもありますし、
家族がピアノの上に洗濯物を置いていて(どければいいのに)やる気が萎えることもありますし、
どうしても時間が足りないこともあります。

 

そういうとき、ピアノの前に座るだけを課題としています。

もう少し余裕があるときは、30秒で弾ける曲だけ弾いています。

さらに余裕があれば、課題曲の右手だけで、最初の一小節だけ――

さらに余裕が――

 

こんな風に、続けることだけを目標としています。

 

いぬいが読書習慣を作ったときも、
このような手順を踏んでいたのだと気づきました。

 

読書習慣を作った際、

大学まで電車とバスで通学していたのでその時間で本を読んでいました。

 

幸いなことに、大学まで1時間半電車とバスに乗らないといけなかったので、
読書習慣を作るのに完璧な環境だったと思っています。

 

しかしどうしてもやる気が出ないときもあって、
そのときは寝るかスマートフォンで遊んでいました。

 

そのくらいのゆるさが、続ける秘訣だったと思っています。

 

できるのであれば、読む時間を作る
読む時間があまり無いのであれば、前書きか後書きだけ読む
その時間もなさそうであれば、本の目次をチラチラ眺める
それも無理なら、本を手に取る
そして出かける際は、必ず本を1冊カバンに入れておく

 

これを毎日続けます。

 

それだけで、読書をするのにとてもよい心構えが自然整うことになります。

 

ここで言う毎日読むとは、その程度の軽いものだとお考えください。

 

本を読む方法の一例


原則さえわかってもらえたのであれば、
どんな風に本を読んでもらっても構わないと思います。

 

ですが、ひとつの案を一応出しておきます。

 

前書きと後書きを読みましょう。

 

それだけで、とりあえず目標は達成できたと考えてよいと思います。

 

あるいは、著者以外の人間(訳者など)が寄せた推薦文でも充分でしょう。

 

というのも、このあたりには全体の簡単な要約が書かれていることが多く、
ひとりの読者としての意見が載っていることが多いからです。

 

これはとても活用できます。

 

ただ、そういうものを本文より先に読むとそちらに引っ張られ、
中立的な視点を失ってしまうことになるという意見があります。

 

もしかしたらそうなのかもしれませんが、
いぬいは気にしたことがありませんでした。

 

むしろ、ひとつの手がかりを与えてくれた書き手に対しての、
感謝の気持ちのほうが大きいです。

 

ぜひとも活用してもらえればいいのではないでしょうか。

 

なお、ここで最初の原則を思い出してください。

 

  • 無理をして読まない
  • 毎日読む

 

でしたね。

 

面白くないのに読み続ける必要はありません。

 

そして、昨日たくさん読んだからと言って、
今日の読書が免除されるわけではありません。

 

あくまで自分に優しく、でも最低限のラインは守る程度に律してもらえたら大丈夫です。

 

というわけで、ぜひ今週も読書週間として取り組んでくださいませ。

 

 

まとめ
  • 最低限できることをするだけでもいいので、必ず毎日続ける
  • 前書きと後書き、あるいは推薦文を読めば充分
  • 昨日がんばったからと言って、今日やらないのはナシ!

 

ありがとうございました。

次回は、4月11日(月)更新予定です、よろしくお願いします。

 

きっと来週にはもう桜は散っているでしょう、

お花見は早めにどうぞ。